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飲食業界で注目・増加中の外国人雇用『特定技能1号とは』

特定技能1号は、在留資格の1つで、目的は、深刻な人手不足が顕著な特定の産業分野において外国人労働者を確保することです。特定技能1号を取得するには、日本語試験と特定産業分野の技能試験に合格する必要があります。在留期間は最大で通算5年まで延長可能です。その後、在留期間の制限のない特定技能2号に移行します。

特定技能1号の外国人は、ある程度の知識と経験を持つ必要があります。特定技能1号の場合、外国人労働者の日本語のスキルは非常に重要です。特定技能1号では、日本語の能力を試験を通じて確認する仕組みが整っています。

●外国人人材は2つの試験合格

特定技能1号は、特定の分野での知識と経験を持つ外国人の在留資格です。この資格を取得するためには、以下の2つの主要な試験に合格する必要があります。

「日本語能力試験のN4レベル」と「外食業特定技能1号技能測定試験」に合格が必要です。

●採用した企業は外国人支援が必要

特定技能1号の場合、外国人支援は必須です。外国人社員が過去2年間在籍していない企業や団体は、外国人支援を行う「登録支援機関」に支援業務を委託する必要があります。特定技能1号の外国人労働者を受け入れるには、外国人支援計画を策定し、実施することが義務となります。

特定技能1号で来日した外国人は、「日本語能力試験のN4レベル」と「外食業特定技能1号技能測定試験」に合格した優秀で熱意のある人材です。

特定技能1号で来日した外国人は、「日本語能力試験のN4レベル」と「外食業特定技能1号技能測定試験」に合格した優秀で熱意のある人材です。数店舗で取材したところ、多くの人材が店舗の重要な戦力になっています。また、出身国によっては英語などの言葉も流暢な方が多く、インバウンドの集客にも大きな力になっていました。

外食業界では、2023年6月の時点で8,842人が就労しており、昨年末から弊社でも飲食運営企業様からの問合せが増えてきました。多くの分野で多様化が必要といわれていますが、店舗運営でも様々な人材が刺激になり業務の効率化などもつながっているそうです。また、海外展開にもつなげている企業様も増えてきました。今後は、国の受入れ目標も高く、外国人の調理・サービス人材が目立ってきそうです。